中島先生、お疲れ様です。
そして、第10回模擬裁判を無事に終了させた中島ゼミ生の方々ご苦労様でした。
拝見した感想を申し上げますと、想定したより高いクオリティだった思います。
特に被告人役の西村さんの熱演はよかったと思います。
懸念する点としては演者やスタッフの方の熱量は徐々に衰えているのかもと感じ
られました。ただ、一つの光明として先ほど述べたように西村さんの熱演は情熱み
たいなものを感じることができました。演じるという事に対してのモチベーション
があったのだと感じております。
我々のころは裁判員制度による裁判が始まる前で、参審裁判と呼ばれる制度の時
代でした。それと相まって司法制度改革によってこれまでの職業裁判官による裁判
制度から変更をしようと法制審議会で議論されている時勢も反映して日本に新しい
裁判制度を啓蒙・問題点を提言するんだというモチベーションあったのでおのずと、
熱量が上がったのは自明の理だったのかもしれません。
現在においては裁判員裁判による制度が定着してしまって新たなる提言をすると
いうのが難しい状況です。私の持論として「近ごろの若者は良くなってきているよ
ね」戦後における教育制度が定着して若者の質が高まっているように思えます。た
だ、熱量が薄れているように見えるのは、我々の世代が若者に対してモチベーショ
ンを提示できていないからというようにしか思えないのです。
今後、模擬裁判を続ける上において裁判員裁判の廃止や中止を提言してみてより
良い制度(法曹一元化等)を提言するよう仕向けたら若者に関心を持ってもらえる
のではないかと考えるのです。
本当に学生の皆さんご苦労様でした。