2018/09/15 (Sat) 01:55:51

無題 - トランプ-チン

元保育施設経営者に有罪=1歳女児、塩中毒死―盛岡地裁

9/14(金) 19:25配信

時事通信

 盛岡市の認可外保育施設で2015年8月、預かっていた下坂彩心ちゃん=当時(1)=に食塩を混ぜた飲料を飲ませて中毒死させたとして、業務上過失致死罪に問われた元施設経営者、吉田直子被告(35)の判決で、盛岡地裁は14日、禁錮1年、執行猶予3年(求刑罰金50万円)を言い渡した。

 
 中島経太裁判官は、腎機能が十分発達していない彩心ちゃんに健康を害する量の食塩を摂取させたと指摘。「乳幼児に与える飲食物に食塩を加えることは普通なく、非常識な行為だ」と述べた。

 判決によると、吉田被告は15年8月、彩心ちゃんに食塩を摂取させ、塩化ナトリウム中毒で死亡させた。

 吉田被告は17年7月、傷害致死容疑で岩手県警に逮捕されたが、盛岡地検は処分保留で釈放した上で、今年1月に業務上過失致死罪で略式起訴。盛岡簡裁は同月、略式命令を「不相当」と判断し、正式裁判を開くことを決めた。 

事件は、罰金刑相当としてはじめ簡易裁判所に起訴されたものの、簡易裁判所は禁錮刑以上の科刑に相当すると判断したため、裁判所法33条3項、刑訴法332条により事件を地方裁判所に移送したわけである。裁判所は、略式命令が相当でないと思料するときは正式裁判に移行する(刑訴法463条1項)。略式命令では、100万円以下の罰金・科料を科し得るが、簡裁判事は禁錮刑以上の刑がふさわしいと判断したため地裁へ移送し、地裁判事も罰金刑や科料刑の事案ではないと考えたため、起訴状一本主義にしたがって一件記録を検察官に返還して正式裁判を行ったうえ、検察官求刑の罰金50万円を超える禁錮1年執行猶予3年を言い渡したわけである。罰金刑が不相当であるという裁判官の見解は、幼年者に対してずさんな扱いをせず、もっと人の命を大切に扱いなさいという司法からのメッセージと解される。